イランイランの効果・効能と使い方や注意点|精油・アロマオイル・エッセンシャルオイル百科

マレー語で「花の中の花」を意味するイランイラン。その香りは温かく、情熱的かつ官能的。青い空と海、色とりどりの花や南国の果実を想い起こさせます。日常を離れて解放感を味わいたいときにおすすめ。

イランイランとは?

マレー語で「花の中の花」を意味するイランイランは、フィリピンの公用語であるタガログ語のalang ilang (アランイラン)がなまって変化した名称。
その香りは温かく、情熱的かつ官能的。青い空と海、色とりどりの花や南国の果実を想い起こさせます。日常を離れて解放感を味わいたいときにおすすめ。好き嫌いがはっきりと分かれる香りでもあります。

スキンケア、ヘアケアにも有用で、乾燥肌やアンチエイジングのためのクリームやローションに加えるとよいでしょう。南太平洋の島々ではココナッツオイルベースにイランイランの花を入れた浸出油でヘアトリートメントし、強い日射しから髪を守りました。シャネルNo.5など多くの有名なオリエンタル調またはフローラル調の香水がイランイランを使っており、ブレンドに独特の華やかさを与えています。

イランイランのデータ

学名 Cananga odorata
科名 バンレイシ科
抽出部位
原産地 フィリピン
主な成分 ゲルマクレンD(~25%)、q-ファルネセン(~15%)、β-カリオフィレン、リナロール、酢酸ゲラニル、安息香酸ベンジル、酢酸ベンジル、酢酸ファルネシル、アンスラニル酸メチル、ファルネソール
作用 血圧降下、降圧、抗うつ、抗炎症、神経強壮、鎮唾、鎮静、鎮痛、皮脂調整
ブレンド相性 シトラス、フローラル、レジン、 ハーハル、スパイス系の様々な精油と調和します。ブレンドするとトロピカルフルーツとスパイスの混ざった独特の香りを添えたり、やさしいニュアンスを加えます
禁忌・注意 血圧を下げる作用と鎮静作用があるので、低血圧の人には眠気やだるさを引き起こす可能性があります。

イランイランの効果効能

【心】緊張をやわらげ、頑なな心を解放する

胃炎などの消化器の痛みや不調がストレス性の場合に、大変助けになる精油です。また、月経痛や筋肉痛などの捕みも和らげ、心を穏やかにしてくれます。動悸、過呼吸を鎮め、血圧を下げ、副交感神経を優勢にします。サードは鎮痛作用に優れます。

ぬくもりのある香りで、神経系の緊張を解き、不安感をやわらげます。「脳内麻薬」とも呼ばれるエンドルフィンの分泌を高め、気もちを高揚させる働きも。自らの女性性を否定し、バランスが崩れている人には、硬直した心の内面をやわらげ、解放へと導きます。催淫作用があるため、男女ともに性的障害の緩和にも役立ちます。

【体】心の問題からくる体の症状をケア

循環器系、呼吸器系、生殖器系(内分泌系)といっ た体内の各器官は協調して働き、心の影響も大きく受けています。この精 油はとくに心的問題が体 に表れる際に力を発揮してくれます。緊張からくる過呼吸や頻脈(心拍数が
増加する状態)を抑え、月経前症候群(PMS)や月経痛を緩和。ホルモン分泌調整作用があり、更年期の症状にも役立ちます。

【肌】皮脂バランスを正常に導く

皮脂の分泌を整え、正常な皮脂バランスを導く働きがあるといわれ、脂性肌や乾燥肌のケアに用いられます。また、老化が気になる肌にも役立ちます。頭皮の強壮やフケ防止のため、シャンプーなどのヘアケア剤に混ぜて用いられることもあります。