ターメリック(うこん)の健康効果と効能、美容・ダイエット効果|スーパーフード百科

ターメリックとは秋ウコンの根茎を煮沸後、乾燥させてパウダー状にしたものです。ここでは、ターメリックの健康効果と効能や、ターメリックがもたらす美容・ダイエット効果などについて解説していきます。

ターメリックとは

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ターメリックとは秋ウコンの根茎を煮沸後、乾燥させてパウダー状にしたものです。ターメリックの原料である秋ウコンはショウガ科の多年草ウコンですが、ショウガの香りや辛味はなく、少し土臭さを感じさせる独特の香りとほろ苦さを味わえます。

ターメリックはカレーのスパイスとして使用されることで有名ですが、ターメリックのもつ天然の黄色色素が着色料として利用されることも多いです。ターメリックの黄色色素は、たくあん・マーガリン・ソーセージなどに使われています。人口着色料ではないため安心して摂取できます。

またターメリックには食用だけでなく、染料としての使用方法もあります。

ターメリックには1000種類以上の成分が含まれていますが主にクルクミン(クルクミノイド)という成分が多く含まれていて、そのクルクミンには様々な効能があり、健康にも美容にも効果が期待できます。

ターメリックとウコンの違いについて

ターメリックとウコンは基本的には同じですが、使用するウコンの種類が違うため成分に違いがあります。

天然ウコンは50種類以上存在します。
その中でも主となるのが、春ウコン・秋ウコン・紫ウコンの3種類です。
一般的にターメリックは秋ウコンから作られ、健康食品のウコンは春ウコンが使われることが多いです。ただし、用途に合わせて秋ウコンや紫ウコンを使用することもあります。
ターメリックと健康食品のウコンでは、別々の種類が用いられるのでそれぞれに含まれる成分の違いから効能や効果に違いがでてきます。

春ウコン(キョウオウ)

クルクミンと精油成分がバランスよく含まれていることから漢方薬として利用した際は
高い効果が期待できます。
また、ミネラルが豊富に含まれており、その中でも特に多くカルシウムが含まれています。
刺激が強く苦味もあるため食用には不向きとされており、健康食品などに使われています。

秋ウコン(ウコン)

ウコンの代名詞、クルクミンの含有量が多く、ターメリックに用いられます。
風味が良く、春ウコンの5~10倍以上ものクルクミンが含まれています。

紫ウコン(ガジュツ)

ほかの種類と比べてクルクミンの含有量は少なく、その他の精油成分やミネラルが多く含まれています。
そのため漢方薬として利用した際の効果が高く期待されます。苦味が強いため食用には不向きであり、中国漢方などに用いられています。

秋ウコンは一般的にターメリックと呼ばれ使用されていますが、春ウコンはワイルドターメリックと別名でよび、区別することもあります。

ターメリックの健康効果と効能

肝機能向上

ターメリックの代表的な成分であるクルクミンには肝機能を強化・回復する効能があるため、悪酔いや二日酔い対策に有効です。アルコールを摂取する1時間ほど前にターメリックを摂取することで、
その効果が発揮されます。

生活習慣病予防

クルクミンには免疫機能を向上させる効果があり、動脈硬化・糖尿病・脳卒中などの生活習慣病の予防につながるとされています。
また、ターメリックに含まれるクルクミンにはコレステロール値を下げ、
高血圧の予防・改善する効果が期待できます。

抗がん作用

ターメリックに含まれるエレメンという有効成分には、腫瘍の増殖を抑制する効果があります。
そのため抗がん作用があり、がんの予防・抑制にも効果が期待できます。

ターメリックがもたらす美容・ダイエット効果

美肌効果

ターメリックに含まれるクルクミンには抗酸化作用があります。
クルクミンの老化原因の活性酵素を抑制する働きから肌の老化を防ぎ、肌トラブルの予防・改善、たるみ防止といった、アンチエイジング効果が期待できます。
またターメリックにはクルクミンの他にミネラルも豊富に含まれています。カルシウムやマグネシウム、カリウム、亜鉛や銅といったミネラル類とクルクミンとの相乗効果によって美肌作りの一助となります。

貧血予防

ターメリックには鉄とマンガンが多く含まれています。鉄分不足は貧血を引き起こす原因となります。
ターメリックに豊富に含まれる鉄分の効能で貧血対策ができます。

ダイエット効果

クルクミンには新陳代謝を高め、カロリーを消費する効果や脂肪細胞の増加を抑制する効果があります。
そのためターメリックに含まれるクルクミンを摂取する事でダイエット効果が期待できます。

ターメリックのレシピ

お米と合わせて

お米を炊く際に、炊飯器にお米と一緒にバターとターメリックを入れるだけでターメリックライスが出来上がります。ターメリックライスは天然の黄色の着色料で鮮やかさと、ターメリックの風味を楽しめます。
またパエリアの色付けスパイスとしてもサフランの代用としてターメリックが使えます。

スープに入れて

ターメリックは野菜にもよくあいます。コンソメスープなどの色味のないスープにも、ターメリックを少量加えることによって見た目も鮮やかな色味になります。
ターメリックはどんな食材にもあうので、いつもの料理から少し変化をつけたいときにはターメリックを少量追加する事で普段と違う風味や色味を楽しむことができます。

ターメリックに関する注意

■クルクミンは脂溶性なので水と一緒に摂取しても溶けにくく、そのまま摂取してもあまり体内に吸収されずに排出されるので、食事の際は油物と一緒に摂取するとターメリックに含まれるクルクミンの吸収効率が良いです。

■摂取量として体重1㎏に対して、1日当たり0mg~3mgを推奨しています。
例えば体重60kgの人の場合、1日の上限目安摂取量は180mgが限度です。 
また、一度に1日の上限目安180mgを摂るのではなく、1日数回に分けた方が、クルクミンをしっかり摂取できます。
なお、一度に身体が摂取できるクルクミンなどの成分の量には限りがあり、過剰な分は体外へ排出されてしまいます。
そのことからもターメリックはまとめて摂取せず、小分けに摂取することを推奨します。

■健康な方が摂取する分には問題ないターメリックですが、肝臓等が弱っている方が摂取すると、逆に体に負担をかけてしまう場合があります。ターメリックを摂取する際は注意が必要です。