なた豆の健康効果と効能や美容・ダイエット効果|スーパーフード百科

なた豆というマメ科の植物を原料とするお茶のことを「なた豆茶」といいます。ここではなた豆茶がもたらす健康効果と効能や、美容・ダイエット効果などについて解説しています。

なた豆茶とは?

なた豆というマメ科の植物を原料とするお茶のことを「なた豆茶」といいます。なた豆茶は中国では昔から「膿をだす漢方薬」として広く知られています。なた豆は長さ30㎝~50㎝になる大きなサヤが特徴的です。若いサヤは生鮮野菜として使用されることもあります。このなた豆を乾燥させ、粉砕し煎ったものが「なた豆茶」です。
お茶にはカフェイン入りの種類が多いですがなた豆茶にはカフェインは含まれていないため、カフェインの摂取を控えたい方にもおすすめです。

なた豆茶の健康効果と効能

蓄膿症・鼻炎改善

目と目の間や頬などにある副鼻腔という空洞に膿がたまることによって引きおこる「蓄膿症」では、「鼻水や鼻づまり」「鼻や口から悪臭がする」「喉がイガイガする」といった症状が発生します。

また、鼻腔の粘膜に炎症をおこす、「鼻炎」では鼻水や鼻づまり、くしゃみが主な症状ですが、最近では日本の全人口の約40パーセントがかかっているといわれています。アレルギー性鼻炎が長期間慢性することによって鼻や副鼻腔の粘膜が腫れ蓄膿症を引き起こしやすくなるため、蓄膿症とアレルギー性鼻炎は合併してしまうことも多くあります。

こういった辛い症状をなた豆茶の成分で緩和することができます。なた豆茶にふくまれる代表的な成分「カナバイン」が上記症状の緩和に大きく作用します。「カナバイン」はアミノ酸の一種で、炎症を抑えて膿を排出する力に優れています。
この優れた排膿効果から、なた豆は「膿取り豆」とも呼ばれています。そのため、なた豆茶は蓄膿症や鼻炎の症状がある方に良く飲まれています。

花粉症予防

なた豆茶は飲料として摂取することが代表的ではありますが飲むだけではなくうがいとして使用した場合にも効果が期待できます。
なた豆茶の成分を直接鼻の粘膜へとアプローチさせる「鼻うがい」という方法があります。
ぬるめのなた豆茶と冷たいなた豆茶を交互に鼻へ注入することによって、「鼻の血行」が良くなるといわれています。
鼻うがいでは、粘膜に付着した花粉やほこりを取り除くことができるため花粉症の症状改善・緩和にも効果があります。

腎機能向上

なた豆茶に多く含まれる「ウレアーゼ」という成分は、人間の体内にある必要な酵素で、尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解する効果があります。
このウレアーゼが正常に働くことで毒素を体外に排出することができ、腎臓の健康につながります。腎臓が健康になることで、むくみ予防・食欲不振の改善・肌荒れ防止などさまざまな効果がありまた、代謝機能の向上や解毒効果なども期待できます。

口臭改善・歯周病予防 

なた豆茶に含まれる成分には「善玉菌を増やす」役割があります。腸内善玉菌が増えることによって悪玉菌を減らすことになり
虫歯菌や歯周病菌の繁殖を抑える働きがあります。
また、なた豆に含まれる「カナバニン」という成分には炎症を抑制する効果や膿を抑える作用があります。これらの働きによって口臭を健康に保ち、口臭・歯周病予防に役立ちます。
その他に「タンニン(ポリフェノールの1種)」という成分にも殺菌・消臭効果があるため、なた豆茶はにおい対策に最適といえます。

なた豆茶がもたらす美容・ダイエット効果

ダイエット効果

なた豆茶に含まれる「サポニン」という成分には脂質の酸化を防止する効果、新陳代謝を促す効果があります。
また、ブドウ糖の脂肪化を抑制する働きももっています。サボニンには余分な脂肪分を少しずつ排除してくれる効果があるため食事中に取り入れることによって脂肪吸収抑制作用が期待できます。また、サポニンには血行促進効果・免疫力向上といったメリットもあります。

便秘解消・デトックス効果

なた豆茶にはビタミン・ミネラル・食物繊維も多く含まれているため腸の清掃効果も期待されます。
また、腸内に蓄積されている老廃物を排出してくれる働きがあるため腸内環境を整えることにも効果的です。
上記で述べたように、腎機能向上や血行促進、腸内環境を整えてくれることからなた豆茶にはデトックス効果に必要な要素がたくさん含まれていることがわかります。

美容効果

美容や健康のためにはタンパク質が必要ですが、なた豆茶には「コンカナバリンA」という特別なタンパク質が含まれています。
これはなた豆にしかない特別な植物性タンパク質成分で免疫力を高める働きに優れています。

タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、血液など人間を構成する必要不可欠な要素です。人の体の約60パーセントは水分でできていますが残りの15~20パーセントはタンパク質でできているといわれています。なた豆茶を摂取することでタンパク質不足を避けることができます。

また、なた豆に含まれる豊富なミネラル類で美容効果が期待できます。カリウムやリンといった成分のほかに抗酸化成分のポリフェノールも多く含まれるためアンチエイジング効果も期待できます。

なた豆茶の副作用は?

飲み過ぎには要注意

なた豆茶には利尿作用もあるため、過度な摂取は推奨されません。
摂取する量については1日500㎖を目安にしてください。

なた豆茶購入にあたって

市販されているなた豆茶の中には「なた豆」の毒素やアク処理が十分になされていない商品もあるため
製造業者や製造過程を確認し良質なものを選びましょう。

豆アレルギーについて

「豆アレルギー」がある方は注意が必要です。なた豆茶は豆類に属します。
アレルギーをお持ちの場合、湿疹やかゆみひどい場合は呼吸困難なども起こす危険性があるため、避けるようにしてください。

なた豆茶に関するその他情報

なた豆歯磨き粉

最近、なた豆の抽出エキスを含んだ「なた豆歯磨き粉」が注目されています。
「口臭改善・歯周病予防の項目」で紹介したように、なた豆にしかない「カナバニン」という成分によって毎日の歯磨きで口臭予防・歯周病予防を効果的に行うことができます。

また、なた豆の免疫力を高める働きが口腔内のバランスを良い状態で保つことに役立つため「カナバニン」と「コンカナバリンA」という両成分が含まれているなた豆歯磨き粉を使用すれば、効果が期待できます。

・起床時に口の中がネバネバする
・歯磨き時に出血がある
・歯茎が腫れている
・口臭が気になる

などの症状がある方は一度なた豆の効果を試してみてはいかがでしょうか。