マジョラムの効果・効能と使い方や注意点|精油・アロマオイル・エッセンシャルオイル百科

Marjoram

マジョラムとは?

中世の王族にも好まれた香り

マジョラムは、地中海沿岸の東部地方原産の植物です。古くから料理や、鎮静のためのハーブティーとして使われてきました。中世ヨーロッパでは、フランス王アンリやエリザベス1世はリネン類の香りづけなどの香 料に、貴族たちは悪疫除けに床にまいていました。フランスでは歌手が喉を守るためにマージョラムの浸剤にはちみつを入れたものを飲み、修道院では心を落ち着けて静かに過ごすために香りを吸入しました。

似て非なるマージョラムの仲間

精油でマジョラムといえば、このマージョラム・スイートを指すことが多いものの、実際には「マージョラム」の名称で呼ばれる薬草が複数存在します。たとえば、スパニッシュ・マージョラムやワイルド・マージョラムです。
スバニッシュ・マージョラムはタイムの仲間、ワイルド・マージョラムは通常オレガノと呼ばれる薬草で、成分も使い方も異なります。購入時は学名で確認すると安心です。

マジョラムのデータ

学名 Oruganum majorana
科名 シソ科
抽出部位 花の咲いた先端部分
原産地 フランス、エジプト、モロッコ、チュニジア、スペイン、イタリア、ブルガリア
主な成分 ルピネンー4-オール、γ-テルピネン、サビネン、p- シメン、β-カリオフィレン
淡い黄色
作用 諺血除去、血圧降下、血管拡張、抗炎症、抗菌、催眠、消化促進、自律神経調整、神経強壮、鎮咳、鎮唾、鎮静、鎮痛、通経
ブレンド相性 トラス、フローラル、レジン、 ハーバル、ウッディ、スパイス系の精油、マンダリン、ネロリ、バジル、ゼラニウム、フランキンセンスと好相性

マジョラムの効果・効能

【心】ストレスや睡眠トラブルに

独特の甘さをもつマージョラムの香りは、不安や緊張、人との摩擦でストレスを受けた心身のこわばりを温めて緩和する効果があります。慢性の腰痛や肩凝りを軽減し、孤独感やストレス、憤りなどで閉じた心を和らげます。けいれん性の症状にもよく、咳、気管支炎、呼吸器の感染症を緩和します。蒸気吸入が効果的です。
心に働きかける香りであり、精神的な鎮静作用と緩和作用があり、自律神経のバランスを整えます。とくにストレスで胃が痛くなりがちな人に効果的です。芳香浴や沫浴で使うと、香りを唄ぐだけでも胃の痛みがひくことも。眠りの質の改善にも有効で、なかなか眠れないときや、途中で目が覚めてしまうようなときには、就寝前の手浴も効果的です。

【体】胃痛や通風など守備範囲が広い

筋肉の緊張を緩和し、血液循環を促す働きがあるため、肩こりや背中の痛み、顔面のけいれん、腰痛、筋肉痛、関節痛、痛風、月経痛など利用範囲が広く、消化器系のトラブルにも有効です。胃痛、鼓腸(腸にガスがたまる)、便秘などの緩和にも使います。咳を鎮める働きがあるため、気管支炎や風邪のケアに、蒸気吸入や胸元のトリートメントにも効果的です。

【肌】頭皮や肌の血流を促し元気に

過去には頭ジラミ除去に使われていた薬草であり、実際に効果も確認されています。精油をシャンプーに入れるか、パウダーをつくって頭皮につけてくしでとかすと良いでしょう。血流を促してくれるので、元気のない肌への全身トリートメントにもおすすめです。

マジョラムのおすすめブレンドや活用法

さわやかで落ち着いた香り

マジョラム・スイート1滴 十ベルガモット2滴

温かな香り。体も温まる

マジョラム・スイート1滴 十ジンジャー1滴

ブレンドアドバイス

複雑な香りなので、いろいろな香りとの相性が良い。花系、香辛料系、柑橘系、 樹脂系、あるいは同じシソ科の精油とも好相性。

マジョラムの主な使用法

芳香浴・沐浴・ボディトリートメント・ヘアケア

マジョラムの注意点

・低血圧、眠気を催す可能性
・妊娠中の使用に注意