ジャスミンの効果・効能と使い方や注意点|精油・アロマオイル・エッセンシャルオイル百科

Jasminum

ジャスミンとは?

繊細な花から放たれる豪華な香り

ジャスミンはつる性の植物で一重の白く小さな花を咲かせます。原産国はインド・フランス・エジプト・モロッコ・中国・イタリア等多岐に渡り、その種類は約300種類も存在するといわれています。
力強く巻きつくつるに咲く白い可憐な花は、太陽が沈むとともに花を咲かせ、芳醇な香りを放ちます。ジャスミンの香りは夜間にもっとも芳香が強まり「花の王」とも呼ばれています。
夜間に香るジャスミンの花は、太陽光が当たると香りが揮発してしまうため収穫は早朝に行います。水蒸気蒸留法では香りが失われてしまうので、溶剤抽出法で高温をかけずに精油を抽出します。
ジャスミンの花の収穫には大変な手間がかかり、1000kgの花からわずか1kg程度の精油しか採れないため、非常に貴重で高価な精油です。ジャスミンに含まれる200種類以上の成分が織りなす複雑な香りは、陰と陽、静と動、冷と温など両極の要素をもち、心身の調和をとる働きがあるといわれています。

詳細データ

学名 Jasminum grandiflorum
科名 モクセイ科
抽出部位
原産地 フランス、エジプト、モロッコ
主な成分 酢酸ベンジル(~30%)、安息香酸ベンジル、ジャスミンラクトン、ベンジルアルコール、ファルネセン、インドール、ジャスモン、オイゲノール、ネロリドール、ファルネソール、リナロール、ゲラニオール(産地と季節により変化する)
作用 強壮、抗うつ、抗炎症、鎮座、鎮静、鎮痛、通経、分娩促進
オレンジ色
ノート ミドル~ベース
ブレンド相性 トラス、フローラル、レジン、スパイス系の精油と調和します。
香りが強く濃縮されているので、少量ずつ使用するとより穏やかでソフトな香りになります

ジャスミンの品種

ジャスミン・サンバック(茉莉花)との違いは?

ジャスミンサンバックは南アジア固有のジャスミン種で、0.5~3m程の高さまで育ち、夏に八重の白い花を咲かせます。
インド・フィリピン・ミャンマー・スリランカが主な原産国です。
ハワイや東南アジアでは、花蕾を糸で繋げてレイを作るのが有名です。茉莉花(マツリカ)とも呼ばれており、白い可憐な花には陶酔するような甘い香りがあります。
サンバック種は主にジャスミンティーに用いられており、香りはジャスミンより華奢でより女性らしい香りが特徴です。
夏の初めに甘い香りをさせ、夏の始まりを知らせてくれる花のひとつです。

ジャスミンの効果・効能

【心】精神的な満足感を与える

ごく少量で心の奥深くを温め、自信とエネルギー、幸福感を与えてくれる他、不安感や孤独感を鎮め、ポジティブでリラックスした気分になります自信喪失や、更年期の気もちの浮き沈み、心的原因による性機能障害にも効果的です。

【体】女性の悩みを緩和

ジャスミンの香りは子宮のハーブともいわれ、子宮強壮とホルモンバランスを整える働きがあるため、月経痛やPMS(月経前症候群)のケアに良いといわれています。また、出産時の緊張緩和や母乳分泌を促す働きもあり、出産から産後の体調ケアまで女性の強い味方です。その他に筋肉のこわばりをやわらげる働きもあり、運動後のリラックスタイムに効果的です。

【肌】乾燥肌、しわ、しみの予防

乾燥肌や老化が気になり始めお肌のスキンケアに効果的といわれています。
またボディクリームに、マンダリンやローズオットーとブレンドして利用するのもおすすめです。成分による作用とともに、ジャスミンの優雅な香りがリラックスタイムの心に働き肌を磨きます。

おすすめブレンド

花系、樹脂系、香辛料系と好相性。ローズウッド・ベルガモット・ローズ・オレンジなどがおすすめです。また、ジャスミンはごく少量で強く香りますが、香りの系統を気にせず合わせやすい精油です。

主な使用法

芳香浴、ボディトリートメント、ボディケア

使用上の注意点

・子宮を収縮させる効果があるので妊娠中の使用はさけてください。
・皮膚刺激を起こすこともあるので注意が必要です。