ユーカリの効果・効能と使い方や注意点|精油・アロマオイル・エッセンシャルオイル百科

Eucalyptus

ユーカリとは?

ユーカリの種類は600以上あり、そのうち数種類から精油がとられます。 強い生命力と生長力をもち、他の植物の発芽や生長を阻害する成分を分泌しているため、下草が少ないことで有名。地中の水分を吸収して土地を乾燥させるため、アフリカではマラリアの流行防止に植林されたりしています。

すばらしい殺菌、治癒作用を持つ

心地よい香りを持つ比較的安価な精油で、日常のちょっとしたトラブルに広く対処できるところが魅力です。オーストラリアの先住民族であるアボリジニが、解熱薬や傷薬として利用した植物で、強い殺菌力をもっています。ヨーロッパには19世紀に入って、メルボルン植物園の園長により伝えられたとされています。

虫除けに役立つ

蚊や衣類につく虫、ダニなどの虫除けにも活躍します。衣類の防虫には木のチップに精油を含ませたサシェ(匂い袋)をクローゼットに、ダニ除けには拭き掃除などで利用。 蚊除けにはレモンユーカリが効果的です。

ユーカリの詳細データ

   

学名 Eucalyptus
科名 フトモモ科
抽出部位
原産地 オーストラリア、中国、モロッコ、地中海沿岸地方、ポルトガル、インドネシア
主な成分 1,8-シネオール α-ピネン、リモネン
作用 去痰、解熱、抗ウィルス、抗カタル、 抗感染、抗リウマチ、殺菌、鎮咳、利尿
透明または薄い黄色
ノート ミドル〜ベース(留分による)
ブレンド相性 シトラス、レジン、ハーバル、 スパイス系の精油と調和します

ユーカリの品種

ユーカリ・ラディアタ(Eucalyptus radiata)

呼吸器のケアに使いやすく効果的。インフルエンザの予防やケア、気管支炎や風邪の手当てに。
鎮咳作用があり咳を鎮めます。甘みのある親しみやすい香り。
主な成分:1,8-シネオール、α-テルピネオール、α-ピネン

ユーカリ・ディベス(Eucalyptus dives)

鎮咳、粘液溶解作用、去疾(きょたん)の働きがあります。気管支炎にはラディアタとブレンド。
ただし、ケトン類のピペリトンを約50%含むため、 乳幼児、妊産婦、授乳中の女性、癒澗の患者の使用は避
けてください。
主な成分:ビペリトン、α-フェランドレン

レモンユーカリ(Eucalyptus citrlodora)

葉からとれる精油にレモンの香りがあります。鎮静、鎮痛作用をもち、肩コリや筋肉痛に。蚊除けにも有効で、米国環境保護局が承認しています。濃度によって皮膚刺激を起こすことがあるため注意です。
主な成分:シトロネラール、シトロネロール

ユーカリの効果・効能

【心】内気な気持ちを明るく活気づける

内にこもるものを外に吐 き出し、目の前を明るくしてくれるような力強さのある香りです。脳の血流を促して頭をスッキリとさせるため、集中力が欲しい、気分転換をしたいというときに役立ちます。考えごとをして眠れないときに、ほんの少しかぐことで気もちが切り替わり、眠りやすくなることもあります。

【体】鼻づまりの緩和やコリ・筋肉痛に

呼吸器系のトラブルの活躍する精油です。抗菌作用のほか、粘液溶解作用や咳をしずめる働きがあり、風邪や気管支炎による咳、花粉症や副鼻腔炎による鼻づまりに有効。アレルギー症状の緩和にも役立ちます。また、鎮痩作用があるため、筋肉痛や肩コリ、腰痛などのケアにもよく使われます。

【肌】肌トラブルを解消、水虫ケアにも

皮膚に起こるさまざまなトラブルに使います。抗真菌作用があるので、白癬菌(はくせんきん)による水虫のケアに有効。ティートリーなどとブレンドして、少し熱めの湯で足浴をすると良いでしょう。単純へルペスにも利用できます。メリッサなどとブレンドして塗布を。頭ジラミにはマージョラム・スイートなどとブレンドして、オイルを頭皮に塗布します。

ユーカリのおすすめブレンド

さわやかな香り。抗菌作用がある

ユーカリ・グロブルス1滴 十ティートリー1滴

明るく温かい香り

ユーカリ・ラディァタ1滴 十カルダモン1滴

ユーカリの主な使用法

服の虫除け

服の虫除けには、パチュリやクスノキ、ラベンダーなどとブレンドして木のチップなどに含ませ、防虫剤をつくります。衣替えの季節に精油を再び含ませれば、チップはくり返し使えます。

花粉症対策

花粉症の季節には、ユーカリ・グロブルス、もしくはユーカリ・ラディアタを常備し、鼻が詰まったりくしゃみが出た時に、ハンカチやティッシュペーパーに1〜2滴つけて吸引します。

ユーカリの使用上の注意点

・乳幼児、妊産婦、搬澗の患者は使用に注意
・皮膚刺激を起こすこともあるので皮膚の弱い人は希釈して使用
・蒸気吸入での使用に注意