カモミールの効果・効能と使い方や注意点|精油・アロマオイル・エッセンシャルオイル百科

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カモミールとは?

ギリシャ語で“大地のりんご”を意味します。ジャーマンカモミールは1年草で、60cmほどの高さに育ちます。漢方のような薬草を思わせる香りがあり、ハーブティーとしても親しまれています。一方、ローマンカモミールは多年草。背丈が低く20 cmほどで、横に這うように伸びる特徴があり、しっかりとした芯の強さと、優しさのある香りをしています。ケープカモミールは南アフリカの山岳地帯でのみ育つ、希少な植物です。カモミールの精油は、お子様からお年寄りまで、幅広い世代に有効な作用があります。

カモミールの詳細データ

   

学名 <ジャーマンカモミール>Matricaria recutita、<ローマンカモミール>Anthemis nobilis、<ケープカモミール>Eriocephalus punctulatus、<モロッカンカモミール>Ormenis mixta
科名 キク科
抽出部位
原産地 <ジャーマン>ドイツ、エジプト、<ローマン>ドイツ、フランス、イギリス、<ケープ>南アフリカ、<モロッカン>モロッコ
主な成分 〈ジャーマン〉α-ビサボロール(~30%)、β-ファルネセン(~30%)、アズレン〈ローマン>アンゲリカ酸イソブチル(~35%)、アンゲリカ酸ブチル(~35%)、アズレン〈ケープ>2-メチルプロパン酸2-メチルフチル(~24%)、酢酸リナリル(~14%)、アズレン〈モロッカン〉サントリナアルコール(~32%)、q-ピネン(~15%)、ゲルマクレン、
作用 健胃、降圧、抗アレルギー、抗炎症、鎮静、鎮痛、癒傷
<ローマン、モロッカン>薄い茶色、<ジャーマン>濃紺、<ケープ>薄いブルー
ノート ミドル

カモミールの品種

ジャーマンカモミール

羽状の葉をつけ、春に開花する草丈60cmほどの一年草。とても繁殖力が強く、こぼれ種でどんどん増えていきます。成熟すると黄色の花芯が盛り上がり、白い舌状花が反り返る様子から、recutita(反り返るの意味)という種名がつきました。

ローマンカモミール

草丈20~30cmほどの多年草。香りの良い芝生としても使われます。ジヤーマン種よりも花が大きく、ハーブティーティにすると少し苦味を感じます。花言葉は、「逆境に負けない強さ」。ギリシャ語では、「大地のりんご」を意味しています。

ケープカモミール

他の品種と少し異なる花の形に特徴があります。精油にすると綺麗なブルーの色になります。効能的にはローマンカモミールと似たような作用があり、不眠などに効き目があります。

モロッカンカモミール

ワイルドカモミールとも呼ばれ、他の品種と花の形が少し異なります。干草のような香りとカンファーが混ざった、甘くてフローラルな香りがあり、肝機能・心のケアに良いと言われています。

カモミールの効果・効能

【心】体を芯から温め、深い眠りへ

ごく薄めて少量で利用することで、フローラルに優しく香ります。緊張、興奮状態にある脳を休め、心の静寂と深い眠りを促します。寝る前に首の後ろにすりこむと、ほんのり香り、不眠解消に効果を発揮します。中枢神経を鎮静する作用があり、不安感や恐怖を感じている時や、環境や人間関係のストレスで自律神経がアンバランスになっている時に気持ちを落ち着かせる効果があります。

【体】胃やお腹の治療薬として

粘膜を保護して胃壁を修復する作用や消化促進などの作用があり。胃痛のときはペパーミントとブレンドするとより効果を発揮します。また、抗炎症作用もあり、温める作用のある精油とブレンドして痛みや炎症のある部分に塗布すると良いでしょう。作用は弱めですが月経を促す作用もあり、月経不順や更年期の女性に用いられることもあります。

【肌】アレルギーや炎症に

皮膚炎や湿疹、かゆみ、ドライスキンなどの皮間症状を緩和します。温湿布やアロマバスで使用すると効果的です。お子様の肌にも使用することのできる精油です。

カモミールのおすすめブレンド

シトラス、フローラル、ハーバル、ウッディ系の核精油と好相性です。香りが強く支配的になりやすいので、少量で使用するようにしましょう。

不眠を癒す擦りこみ剤として

ホホバオイル15ml、ローマンカモミール2滴、マンダリン4滴、プリグレン3滴⇒就寝前、ブレンドしたオイルを首の後ろや腹部、背中などに優しく擦りこみます。

月経痛に

ローマンカモミール3滴、マージョラム3滴、マンダリンプチグレン3滴⇒ボウルのお湯にタオルを浸して絞り、下腹部や鋤骨にあてます。

神経疲労に

無水エタノールまたはハチミツ大さじ1、ケープカモミール2滴、イランイラン2滴、スイートオレンジ3滴⇒よく混ぜ、浴槽におとします。

皮膚炎やかゆみに

カレンデュラオイル30ml、ジャーマンカモミール3滴、ヘリクリサム3滴⇒ベースオイルに精油をブレンドし、患部に塗布します。

カモミールの主な使用法

吸入、マッサージ、入浴、塗布、コスメ

カモミールの使用上の注意点

低血圧の人は、血圧を下げる作用があるため注意が必要です。