ブルーグリーンアルジーの効果効能。スピルリナとの違い、栄養素や副作用について|スーパーフード百科

ブルーグリーンアルジーとは

ブルーグリーンアルジーとは、オレゴン州にあるクラマス湖に生息する野生の藍藻(らんそう)です。
クラマス湖は広さ320㎢あるオレゴン州最大の湖で、海抜1262mの高地にあります。

AFAとも呼ばれていますが、Aphanizomenon Flos Aquae(アファニゾメノン・フロス・アクア→意味は、水中の見えない花)という学術名の頭文字が由来となっています。

ブルーグリーンアルジーは、窒素固定藍藻であり、大気から窒素を吸収して極めて良質なタンパク質を生成します。
ブルーグリーンアルジーは世界中の健康志向の強い人々の間で人気の高いスーパーフードとなっています。
藍藻は多種多様な脳にいいファイトケミカルや、ミネラル、アミノ酸、ビタミン類、酵素、さらにはその他多くの栄養素を含んだワイルドフードで、カロテノイド、クロロフィル、フィコシアニンなど抗酸化物質の宝庫です。
アメリカを中心とした研究機関が、ブルーグリーンアルジーのさまざまな機能を研究発表しています。天然パワーを秘めた栄養バランスに、NASA(米国航空宇宙局)も注目しています。

ブルーグリーンアルジーの成分と栄養素

ブルーグリーンアルジーには89種類の豊富な栄養成分が含まれています。
その中でも特に注目されている栄養成分について紹介します。

①ミネラル

必須ミネラルを全て含有しており、さらに40種ものミネラルが理想的なバランスで含まれています。高い体内吸収率と同化率が期待できます。このようなバランスを人工的に作り出すことは、ほぼ不可能です。
ミネラルは人体を作るために大切な物質であり、骨、歯、皮膚、髪、爪、内臓、筋肉系、免疫系、神経系などすべての組織の形成に必要です。

②ビタミン

ビタミンB群が非常に豊富です。具体的には、ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B9、B12などが含まれています。ビタミンB群は多糖類その他の糖類を効率よくグルコースに転換し、速やかに活力、持久力、スタミナを生み出すことでストレスに対抗します。さらに、ほとんどの藍藻類には含まれていないコリンが豊富です。コリンは脳神経系や肝臓などの細胞膜、神経伝達物質アセチルコリンを構成する重要な物質です。

③脂肪酸

ブルーグリーンアルジーは寒冷地に生息するため、脂肪酸が多いという特徴があります。
アルファリノレン酸(ALA)とオメガ3脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれています。
ブルーグリーンアルジーの脂肪(油脂)分の50%はオメガ3脂肪酸など必須脂肪酸が占めています。
オメガ3とオメガ6は、コレステロールを減らしてHDLを増やします。オメガ3と6のバランスが人体が必要とするバランスと近いというのも大きな特徴です。

④アミノ酸

ブルグリーンアルジーの約60%はたんぱく質です。必須アミノ酸を全て満たし、人体が必要とする組織に最も近いアミノ酸組成比を持ちます。ブルーグリーンアルジーのタンパク質とアミノ酸は牛肉や鶏肉のような動物性食品に含まれるリポタンパク質(調理によって消化しにくくなる)ではなく、吸収しやすい糖タンパク質とアミノ酸ペプチドです。従って、タンパク質の消化と利用に使うエネルギーは少なくてすみます。

⑤色素

抗酸化作用をもつ成分で知られるアスタキサンチンや、抗酸化作用や抗炎症作用があるクロロフィルaが含まれています。

ブルーグリーンアルジーの効果効能

1.豊富なタンパク質による美容美肌効果

肌や皮膚、髪を含め人体のあらゆる組織の構築、維持、そして修復にはタンパク質が使われます。
ブルーグリーンアルジーはタンパク質を豊富に含み、その含有量は約60%です。
また、18種のアミノ酸(タンパク質の構成単位)を含んでおり、ブルーグリーンアルジーのタンパク質とアミノ酸は牛肉や鶏肉のような動物性食品に含まれるリポタンパク質(調理によって消化しにくくなる)ではなく、吸収しやすい糖タンパク質とアミノ酸ペプチドです。

ブルーグリーンアルジーは植物由来のタンパク質であるため、吸収率や消化率が高く、利用する際や消化する際に必要となるエネルギーが少量で済むため、正常な脳機能に必要な神経伝達物質の生成も簡単かつ速やかに行われます。ブルーグリーンアルジーに含まれているたんぱく質は、とても良質なたんぱく質であると言えます。

2.抗酸化作用によるアンチエイジング効果

ブルーグリーンアルジーなどの藍藻類は、多種多様な脳にいいファイトケミカルや、ミネラル、アミノ酸、ビタミン類、酵素、さらにはその他多くの栄養素を含んだワイルドフードで、カロテノイド、クロロフィル、フィコシアニンなど抗酸化物質の宝庫です。

さらにブルーグリーンアルジーの藍色は抗酸化作用のあるフィコシアニンによるものです。フィコシアニンは免疫機能をサポートするといわれており、ブルーグリーンアルジーの収穫量の最大15%を占めますが、これはスピルリナの約2倍に相当します。

3.集中力の向上やメンタルバランスを整える効果

AFAブルーグリーンアルジーにはフェニルエチルアミン(PEA)も多く含まれています。PEAは体内で2つのアミノ酸(フェニルアラニンとチロシン)が合成してできる物質です。PEAは脳の集中力と注意力に関わる分野にある神経伝達物質(脳内化学物質)の活動を促進します。

脳にPEAが大量に放出されると、神経伝達物質のドーパミンが活性化して分泌量が増え、集中力が向上し、前向きな気持ちになります。PEAによりもうひとつの神経伝達物質であるノルエピネフリンの有効性も高まり、高揚感が増します。ある研究では、幸福感を感じている人の脳にはPEAが大量に存在します。

4.栄養がバランスよく摂れる

植物に多く含まれるビタミン、ミネラルなどの栄養素と、動物に多く含まれるタンパク質や不飽和脂肪酸などの栄養素の両方が一度に摂取できるだけでなく、鉄分、DNAと RNA、抗酸化物質、ベータカロテン、オメガ3脂肪酸などの栄養素も豊富に含んでいます。

ブルーグリーンアルジーの副作用は?

簡潔に言えは、ブルーグリーンアルジーに副作用は特にないとされています。
ただし、ブルーグリーンアルジーは最初に大量摂取すると過剰なデトックス反応を引き起こすことがあります。まず少量から始め、数ヶ月かけて徐々に量を増やしていってください。

ブルーグリーンアルジーとスピルリナの違い

  • ブルーグリーンアルジーは、野生環境に自生するワイルドフードですが、スピルリナは管理された環境で育つ野生種です。
    従って、ブルーグリーンアルジーは、スピルリナよりも多くのミネラルを含んでいるとみられて、研究結果もこの点を裏付けています。
  • ブルーグリーンアルジーの方がクロロフィルの含有量が多いです。10gに含まれるクロロフィルの含有量を比べると、スピルリナの約120mgに比べて、
    AFAブルーグリーンアルジーは300mgです。
  • ブルーグリーンアルジーの方がフィコシアニンが(青色色素)の含有率が高く、スピルリナの7%に対して15%です。
  • ブルーグリーンアルジーの方がビタミンCの含有量が多く、スピルリナの5倍以上です。
  • ブルーグリーンアルジーの方が必須脂肪酸の含有量が多いです。ブルーグリーンアルジーは、冷水の中で育つため、必須脂肪酸の流出が抑えられています。スピルリナが生息する熱帯地方の暖かい塩水では必須脂肪酸の必要量が少ないのです。